Octopus's Garden

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電気料金の決め方について調べてみた〜関西電力は便乗値上げ?

 関西電力が値上げを発表したようです。

関電、大阪ガスが4月に値上げ 原油価格高騰受け

<便乗値上げ?>

 ネット上では、「便乗値上げだ」なんて声もありました。許認可事業である電力会社が、好き勝手に電気代をかえられるもんなのかなあ?と疑問に思ったので、ちょっと電気料金の計算の仕方を調べてみました。

<電力料金の計算方法>

 関西電力のHPに、「電気料金計算例」というのがありました。

Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-料金計算例

<燃料費調整制度?>

 基本的に、使った分に単価をかけて電気代が算出されるのはご存知のとおりだと思います。

今回の値上げ分は、真ん中当たりにある、「燃料費調整額」ってやつみたいですね。燃料費が値下がりした分安くしたり、値上がりした分を上乗せしたりした分を単価に調整するってやつですね。

<仕組み>

 仕組みのイメージはこんな感じ。

$Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-原料費調整のイメージ

 よくわかりませんね。

まあ、ざっくり言うと、基準の燃料価格を決めておいて(31,500円/KL)、そこからどんだけ動いたかで調整価格が変わるようです。

計算式はこちら、

$Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-原料費調整の方法

 当然なのかもしれませんが、「燃料」に核燃料は含まれていないですね。

石炭の割合が異常に多いように見えるのは、キロ当たりの発電量が少ないためでしょうね。

 ちなみに、こちらは有価証券報告書の「需給実績」から持ってきた物ですが、燃料費調整制度で調整される「燃料」を使う火力発電での発電量は全体の発電量の1/3程度ですね。

 今の計算方式だと、火力より発電コストの高い方法の比率が高まると、関電に損が生じて、火力より発電コストの低い方法の比率が高まれば関電の利益が増えるということになりますね(原子力は火力より低い?)

 つまり、燃料費が高くなるほど関電の利益は増えるということでしょうか?

Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-供給状況

<計算結果>

 話が脇道にそれましたが、燃料費調整制度で計算した結果が以下の表になります。上が計算結果で、下が計算の基礎になる「燃料費」です。

Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-4月

 従量料金Aの基本単価はこちらです。

$Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-従量料金A

 興味がある人は計算しなおしてみてください。

<おまけ(5月はどうなる?)>

ちなみに、調整の対象となる「燃料費」は3ヶ月前の3ヶ月平均のようです。

Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-原料費調整の時期

なので、5月の分もすでに計算されています。

5月も値上げのようです。

$Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ-今回の原料費調整