Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

新人から学ぶこと〜素人仕事の贅沢

$Octopus's Garden~ぎーくな会計士のブログ

 監査法人では、毎年12月とか1月とかに新人が入社してくるのですが、監査法人で働く人にとって一番忙しいのが4月半ばから5月頭にかけてです。

 入社してから半年程度のこのGWの前後は、うちに入ってきた新人にとって初めての繁忙期だったわけです。

 

 どこの会社でもそうかと思いますけど、新人は僕らにとって当たり前にできるようなことも出来ません。要領が悪いなーと思ってしまうこともあるし、極めて初歩的なことも平気で質問してきます。「ググれカス」と言ってやりたくなることもあります。

 そんな新人を見ていて、新人だった頃の自分を思い出しました。

 入社したばかりのころ、試験に受かって自惚れていたボクは、現場に出てその自信がすぐに打ち砕かれたのを覚えています。実際に現場に出てみると、会計士試験に受かって、知識のあるはずの自分が実務については何も知らないこと、現場では先輩たちに迷惑ばかりかけていたこと、いろいろショックでした。

 必死でいろいろな勉強をしましたし、調書もすごく丁寧に作りました。今よりも明らかに知識は少なかったし、要領も悪かったけど、その分、下調べを入念にしたり、見直しをしっかりしたりとすごく丁寧に仕事をしていたのを覚えています。

 新人さんは教えてくるれるのです。

 手抜きをするな、

 マンネリになるな、

 感動を忘れるな、

 感謝を忘れるな、って

  ~和田裕美「息を吸って吐くように目標達成する本」

 

 もう今の事務所に入社して3年が経ってしまいましたが、仕事にはすっかり慣れて、要領よく仕事をこなすこともできるようになってきました。でも、新人の頃のあの必死さとか感動とかを忘れかけてたな~とふと今年の新人さんを見ていて考えてしまいました。

 カフェー小品集という短編集に「素人仕事の贅沢」という鎌倉にある「ミルクホール」という有名な喫茶店を舞台にした短編が収録されているのですが、その中にこんなシーンがあります。

 ミルクホールは、もともと普通の民家だったのを改装工事に関しては素人の友人たちと一緒に改装を行ったそうです。

そうです。素人仕事です。でもね、だからこそいいんです。素人が一生懸命つくるから手抜きをしないんです。本職だとプロだから、ごまかしの仕事をついしてしまう。

 「プロだからごまかしの仕事をついしてしまう」というのは賛成出来ませんが、仕事に慣れてくると、ある程度要領よくやろうと考えてしまうのは事実ですね。

 「初心忘るべからず」とはよく言いますが、新人の時の気持ちを忘れずに仕事に向き合っていきたいですね。

 

 息を吸って吐くように目標達成できる本/和田 裕美

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カフェー小品集 (小学館文庫)/嶽本 野ばら

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