Octopus's Garden

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政治と会計②ルールを作る者と従う者

先日、日本がIFRSの適用を先延ばしにすることが日本の国益に反するという趣旨のことを書きましたが、そのことについてもう少し詳しく書こうと思います。

IFRS財団の副議長に元公認会計士協会会長の藤沼亞紀氏が就任していて、IFRSの実質的な設定団体であるIASB評議会には日本からの委員が一名就任しています。

日本はIFRSの設定に関して、一定の発言力を有しているのです。

仮に、日本がIFRSの適用を見送った場合には日本のIFRSに対する影響力は現在と比較にならないくらい縮小することは間違えないでしょう。

そうすると喜ぶのは、すでに強制適用を決めている韓国や中国です。

彼らは、当然自国に有利な会計基準を設定しようとするでしょう。

それが悪いという気はありません。国際的な基準を設定するに当たって、少しでも自国に有利なルールに誘導するのは国際社会のなかで当然に行われることだし、自国の利害を代表する者は当然にそのような行動をすべきだからです。

スポーツの世界でも、日本はこれまで様々な不利なルールを受け入れてきました。いわば後出しじゃんけんのような形でです。

ビジネスの世界でもスポーツの世界でも、ルールの作成に影響を与えることのできる地位にいることは大きなアドバンテージになります。

日本のIFRSに関する影響力が縮小しないことを祈るばかりです。

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