Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

ベンチャー起業のリスク

昨日書いたエントリー「日本のベンチャーに関する7つの誤解」は、isologueの磯崎さんがRTしてくれたおかげもあって、いろいろな人から反響があって、書いた人間としては非常に嬉しかったです。

昨日のエントリーに関して、twitterでこんなコメントをくれた人がいました。

世になくて自分が欲しいと思うものを作れば、仮に失敗してもそのプロダクトを名刺代わりに就職活動すれば絶対雇ってもらえる。だから技術者は起業することにびびりすぎることはない

その通りだと思います。

世の中には一度起業で失敗してから活躍している人がたくさんいます。

「社長失格」の板倉さんという方はその代表格です。

1991年に設立したネットベンチャー企業の株式会社ハイパーネットの経営者として成功するが、1997年に倒産。37億円の債務を負い自己破産する。その経験をもとに著書『社長失格』を執筆。現在は、企業コンサルタント業、投資セミナー、テレビや雑誌などメディア出演などを行っている。投資家ウォーレン・バフェットを敬愛している。

 ~wikipedia「板倉雄一郎」

彼が会社を倒産させたあともこうして成功を収めているのは、「ハイパーネット」という会社が行っていた事業が当時それだけ革新的な事業で、そうした事業を立ち上げた実績が高く評価されたからです。

ただし、失敗した時のリスクを最小限のモノに抑えるために、ファイナンスや法律についての最低限の知識を身につけ、その方面の専門家の助言を求めるべきです。

資金調達を基本的に株式で行い、借入の個人保証をしない、株式の買取保証をしない、などファイナンスの知識を正しく駆使すれば、たとえ会社を倒産させてしまったとしても、個人に莫大な額の借金が残るなどの「トンデモないこと」が起こるのを防ぐことが出来ます。そのためには、正しいファイナンスの知識を得たり、信頼できる専門家を見つけることが大事です。

 ~日本のベンチャーに関する7つの誤解

ナニワ金融道」なんかを読むと、金融や法律の知識が無いために会社を倒産させたあとに悲惨な目にあっている人がたくさん描かれています。

失敗学で有名な畑村洋太郎氏は「新しい挑戦をしたは100%失敗に終わる。失敗したことのない人は挑戦をしたことのない人なのだ」と言っています。

新しい挑戦を行おうとする人にとって、その挑戦が失敗するリスクというのは軽減のしようが無いかもしれません。

しかし、ファイナンスに関する正しい知識さえあれば、その挑戦が失敗したあとに残る「負債」を大きく軽減することが出来ます。

「起業のファイナンス」という本には、「ベンチャーにとって一番大切なこと」という副題が付けられています。

ファインスというのは、未知の海を航海するベンチャーの起業家にとっての救命胴衣のようなモノでもあります。氷山にぶつかり船が沈没しようともクルーの命を救ってくれるはずです。

失敗した時のリスクを最小限に抑えるためにも、ファイナンスに関する最低限の知識が必要です。そういった意味で、ベンチャーにとってファイナンスは「一番大切なこと」なのです。