Octopus's Garden

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複式簿記は人類の産んだ最大の発明

複式簿記は人類の産んだ最大の発明のひとつ」

とかって、高校生のころに読んだゲーテの本に書いてありました。

確か、「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」という本です。

人気ブログ「私の知らないスゴ本をきっとあなたは読んでいる」では、「数量化革命はスゴ本」という記事で、複式簿記について、

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複式簿記・記数法:量を数に照応させることで、動的な現実を静的に「見える化」させる。あらゆる科学・哲学・テクノロジーよりも世界の「世界観」を変えた(と著者は断言する)

 ~「数量化革命はスゴ本」わたしが知らないスゴ本はきっとあなたは読んでいる。

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として、複式簿記の発生は革命的なインパクトがあったとしています。

複式簿記を使いこなすことで、1年間とか3ヶ月の間の企業活動を数値で表すことができてしまう。

これって、すごいことですよね。莫大な量の取引を貸借対照表と損益計算書のたった2枚で表してしまうことができるのですから。

こんな具合に、複式簿記って、あまりにも便利すぎるので、決算書が日々の取引の集積だってことをあまり意識しなくなっちゃうんですよね。

でも、決算書を読むときは、数字をみながら日々の取引を想像してみると、より会社への理解が深まりますよ。

決算日に急に利益が出てくるんじゃなくて、企業は日々利益を出し続けていたり、赤字を出し続けていたりするんです。

こういう視点ってすごく大事です。

こっから下は本文とは全く関係ない完全な蛇足です。

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たとえば、「簿記法の父」ルカ・パチョーリを、モンテーニュやガリレオと同列に並べて論じる。複式簿記の直接的な効用は、商取引を数字で正確に記録・配置することで、ダイナミックな経済情勢を静的に把握できるようになったことになる。思考様式としての簿記は日々実践され、適用されるにつれて強力にも広範囲にも広まっていく。取り引きは数値に抽象化され、仕分けることができる。

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ルカパチョーリに対するこの理解は、ちょっと誤解がありますね。

複式簿記は彼が発明したわけではなくて、ベネチアの商人たちの間で慣習として発達したものをパチョーリがまとめたというのが正しいです。

彼の功績が偉大であるのは間違いないと思いますが、ガリレオなどと並べて論じる様な人物ではないんですよね。