Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

忘却はより良き前進を生む

最近観た、「エターナルサンシャイン」という映画は、付き合っていた恋人のことを忘れるために、記憶を除去する特殊な手術を行った男女の話名のですが、その中に出てきた「忘却はより良き前進を生む」というニーチェの言葉がなぜだかすごく印象に残って、しばらくこの言葉の意味について考えてみました。

日常生活のなかで、「これは覚えておこう」ということは割りとよくあること打と思いますが、

「これを忘れよう」っていうシュチュエーションってなかなかありませんよね。

でも、人間の頭って容量に限りがあるので、何かを「覚える」ためには何かを「忘れる」必要があるのだと思います。

忘れることで前に進めるとか、経験に頼らずまっさらな状態からスタートして見ることでうまく行くっていうことも経験上あります。

シャーロックホームズシリーズの一作目の「緋色の研究」という本で一番印象に残っているシーンは、ホームズがワトソンに対して、無用な知識はどんどん忘れてしまえと説いているシーンです。

今はやりの「断捨離」のように記憶の「断捨離」というのも時に必要なのかもしれません。

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そもそもだね、この小さな部屋が伸縮自在の壁ででもできているかのように、いくらでも伸びたり広がったりすると考えるのがまちがいなんだ。どんどんつめこんでいけば、新しいことをひとつ覚えるたびに古いことをひとつ忘れるというときが、必ずやってくる。だから、無用の知識はどんどん忘れて、有用な知識のじゃまにならないようにすることが、きわめて重要なんだ

~アーサー・C・ドイル「緋色の研究」

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最近読んだ「思考の整理学」って本では、結局のところ自分にとってそれほど価値のない記憶というのはいずれ忘れてしまうけど、いかに些細なことであっても興味、関心のある事は決して忘れはしないということが書いてありました。さらに、不用な記憶を綺麗にしておくことで「大切なこと」が記憶の中から取り出しやすくなるってことも書いてありました。

整理された洋服ダンスは今着たい服を直ぐに取り出せるけど、服がパンパンに詰まっていているようなタンスでは取り出すのに時間がかかってしまうのと同じですね。

たまには、意識して何かを「忘れる」ってことをやるといいのかもって思いました。そのためには瞑想とかってのも有用なのかな。