Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

オリンパスとオピニオンショッピング

オリンパスについに警視庁が捜査に入るようですね。

監査法人にも当然調査が入ることでしょう。

一連の問題を巡り、警視庁はオリンパスに経理資料の提出を求めるなど、捜査に向けた情報収集を開始した。今後、関係者から事情を聴くなど、他機関と連携しながら実態解明を進める方針。損失隠し金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)に当たる可能性があり、証券取引等監視委員会もすでに調査を始めている。

 関係者の話によると、あずさ監査法人は09年3月期決算の監査で、英医療機器メーカーのジャイラスの買収に絡み、ファイナンシャルアドバイザー(FA)に支払った報酬や国内3社の買収資金が高額だったことを指摘。オリンパスは3社について一部を減損処理するとともに、弁護士らによる外部調査委員会を設けたが、十分な調査をせず、決算期の監査直後に同社の会計監査人を新日本監査法人に変更したという。

 ~日本経済新聞

会計監査人変更時のオリンパスの開示書類では、任期満了によるものとされていますが、実際には不正がバレそうになったから監査人を交代したんだろうと思われているわけですね。

「監査人の交代」に関して、帝国データバンクの調査が公表されていました。

2009年1月から7月31日までに公表された上場企業の監査人の異動状況をまとめたものなので、ちょうどオリンパスが監査人の異動も調査には含まれています。

1月から7月までに監査人が異動した企業は199社で前年同期(194社)に比べて2.6%(5社)増加した。異動の理由で最も多かったのは「任期満了」(122社、61.3%)だが、「見解の相違」(9社)、「監査報酬で合意せず」(6社)、「結論等の不表明」(4社)などもあった。

 ~TDB「特別企画: 上場企業の会計監査人異動動向調査」

会計監査人の任期は1年間なので、わざわざ監査人を交代する(継続しない)ってのは他に別の理由があるはずですが、大体の会社は「任期満了」を理由にしているようですね。

この調査が行われた頃は、業界内で「オピニオンショッピング」というのが問題視されていました。このオピニオン・ショッピングとは、まさに意見の買取りのことで、企業側の都合のよい意見を出してもらうために会計監査人を交替することを言います。

オリンパスは適正意見が危うくなってきたタイミングで監査法人を変えたのかもしれませんね。