Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

オリンパス事件についてわかっていること

2,3日前までは、世間でもオリンパス事件について大きく取り上げられていましたが、TPPの問題や、読売ジャイアンツの問題とかでけっこう陰に隠れちゃってますね(その前のティッシュ王子の問題もさらに影が薄くなってしまいました)。

オリンパスの問題でこれまでにわかっていることは、

マイケル・ウッドフォード、グループ会社社長がオリンパス社長に就任し、雑誌月刊FACTAの告発記事を見て初めて不明瞭な投資の事実を知り、不振に思い独自にPwC(4大監査)に調査を依頼し、多くの問題点が報告されたため社長は菊川会長及び副社長に書簡で引責辞任を促すもその三日後解任される

・08年にオリンパスが英医療機器メーカー「ジャイラス・グループ」を2100億円で買収した際に支払ったアドバイザー手数料が660億円と法外だった

・その後マイケル・ウッドフォード氏が産経新聞との単独会見で上記の投資、同氏の解任について、組織的な犯罪だと訴える

オリンパスは1990年代ごろから有価証券投資などの財テクで損失が発生。同社は決算で損失計上せずに先送りし、損失額は1000億円を超える規模にふくれ上がった。

・イギリスの医療機器メーカーや国内3社を買収した際、相場を上回る手数料や実際の企業価値を超える買収資金を投入し、1000億円を超えるとみられる有価証券投資の損失の穴埋めに使っていた。

・09年3月期決算で、当時の監査法人あずさ監査法人)から指摘を受け、3社の株式について、減損処理(損失処理)を行った。

09年3月期に多額の特別損失を計上しているので、すでに損失処理を行なっていることは間違い無いのですが、その時点で過去の含み損がすべて解消されているのかどうかが良くわかりません。

報道を見ていると、すでに損失はすべて計上済みで含み損は綺麗になっているようにも読めるのですが。。。

ちなみに、↓左が09年3月期で右が10年3月期です。

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で、のれん償却額762億円のうちの大半が監査法人からの指摘を受けて計上した損失額なのでしょう(普通なら「減損損失」って科目で計上するものだと思いますが)。