Octopus's Garden

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損害額は859億円。オリンパスの調査報告書

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1/8付で、オリンパス調査報告書の要約が出ていました。

調査報告書の要約によると、一連の不正による会社の損害額は合計で859億円とのことです。

そのうち、約600億円が違法配当によるものみたいです。

会社に関する法律である会社法では、債権者を保護するため、会社の財産が不当に流出することがないよう、配当可能利益の限度額を定めています。この配当限度額を超えて配当を行うことを違法配当と言います。この違法配当の事を蛸が空腹の場合には自らの足を食べるという俗説になぞらえて、「蛸配当」といったりします。

残りの250億円あまりの内訳は、損失隠しに利用したファンドへの手数料107億円、損失隠しに利用したファンドに投資させた株式の評価損91億円、協力者に対する報酬名目支払72億ということです。

ただ、損失額すべてを経営者に損害賠償請求するのではなく、支払える合理的な額として最高36億1000万円の請求を行ったようです。859億円と36億円では大きな差ですが、いずれにしてもものすごい額です。

オリンパスはこれを受け、支払える合理的な額として、菊川前会長兼社長に36億1000万円、山田前監査役に約30億円、森前副社長に約28億円を請求。下山、岸本両元社長に各10億円を請求した。高山社長に対する請求額は5億円とした。

 ~毎日新聞

また、ロイター通信によると、奈良県在住の個人株主が1494億円の損害賠償請求訴訟を求めているそうです。

奈良県在住の個人株主は、英医療機器メーカーの買収などで多額の損害が発生したとして、当時の経営陣らを相手取り1494億1900万円(訂正)の損害賠償請求訴訟を起こすよう、オリンパス監査役に求めていた。

 ~オリンパス提訴、内容検討し対応決める=奈良県個人株主の弁護団

1,494億円というのがどういう試算なのかが気になります。