Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

監査なんて面白いはずがない

Ode On Melancholy

「監査論なんて面白くもなんともない学問です。面白くない講義ですが、我慢して講義を受けて、試験で点数が取れるように頑張ってください」

会計士試験の勉強をしていた頃の、監査論の最初の講義で講師からそんなことを言われました。

「こんなもの(監査論)が面白いなんていう人がいたら、その人の人格を疑いますよ。人の作ったものの間違いを探すような学問ですからね」

なんてことも言っていました。

監査論の最初の講義だったのと、講師自ら「私の授業は面白くありません」といっていることが衝撃的で今でもその言葉が心に残っています。

それから一年後、面白くも無い監査論も頑張って勉強して、なんとか試験に合格し、監査法人に就職して監査の実務の世界に入りました。

監査法人に就職して、監査実務の世界に入って5年が経ちました。

5年経って改めて感じるのは、「監査自体は面白いものではない」ということ。

「面白い」という言葉の定義にもよるのでしょうけど、

監査というのは「面白い」とか「楽しい」とかいった種類の仕事ではありません。

会社の様々な人が苦しみながら何とか作った決算書の中身をほじくり返して、間違いや不正を探すのが仕事ですからね。

「あなたの仕事、間違ってませんか?」

直接的にこんな言葉は使いませんが、質問を受ける相手からしたらこんな気分でしょう。

常にこんなことをする仕事、楽しいはずがありません。

でもね、

「面白いかどうか?」って聞かれたら、「否」ってなりますけど、

すごくやりがいのある仕事だってことは間違い無いですよ。やり遂げた時の達成感とか、すごいですよ。これはやったことのない人にはわからないんでしょうけどね。

工場見学をさせてもらったり、社内でも一部の人しか知らないような機密情報を見せてもらったりとか、他ではなかなか体験出来ないことも体験出来ますしね。

あれ?こんなこと書いてたら、なんか楽しそうに思えてきましたね。

確かにね、そういう面白さを感じることができる瞬間はありますよ。でもね、常に面白いっていうような種類の仕事ではありませんよ。

それとね、

世の中に、常に「楽しい」とか「面白い」といった種類の仕事ってどれほどあるでしょうか?って話ですよ。

世の中、面白い仕事ばかりだったら、ボランティアだけで世の中回っちゃいますよね。

憂鬱でなければ、仕事じゃない/見城 徹

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