Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

明るい会計士業界のシュウカツ動向

私が会計士業界に飛び込んだ2007年は、大量合格・大量採用の時代で、試験制度の変更により、試験の難易度が下がった上に、J-SOX導入を直前に控えて、監査法人では新人を大量に採用していました。

 

当時の監査法人は、中小から大手まで、受験生の囲い込みに必死になっていました。

某大手監査法人では論文式試験の翌日に会計士試験の受験者を集めて慰労パーティをやっていましたし(合格者ではなく、受験生です)、別の大手監査法人は合格発表前に、これまた会計士試験を受験した人を大量に集めて説明会をし、懇親会と称して受験生たちをそこそこ高級な焼肉屋やらレストランに連れて接待に近いことをしていました。とある中堅監査法人では、説明会の後の懇親会、2次会、3次会の後には、キャバクラまで連れて行かれたという話もありました。

 

当時の会計士試験の合格者のシュウカツ環境は、完全なる売り手市場でした。大半の合格者は合格後の働き口を自分で自由に選べるような環境で、初任給も今より多くもらえていました。

 

状況が変わったのは、2008年のリーマンショックの後からでした。J-SOXも期待したほどの人材需要がなかったということもありました。

 

大量合格世代の私たちの同期は、先輩たちからはゆとり世代と呼ばれ、監査法人の業績悪化により、どの監査法人にいった人もリストラの候補になり、同期が多いために昇格も大変になり。。。

 

話が少しそれてしまいましたが、2008年以降、監査法人での公認会計士試験合格者の採用は年々減り続け、2009年ごろから公認会計士試験合格者の未就職問題が話題になりました。

 

ところが、最近になって公認会計士試験合格者の未就職問題は収束に向かいつつあります。原因は、公認会計士試験の受験者・合格者の減少と組織内会計士として一般事業会社で働く会計士以前よりも増えてきたことが原因と思われます。

 

監査法人では、リストラの影響と、近年採用数を絞ってきたことなどにより、人手不足感が出てきています。多くの人が書いているように、今年の会計士試験合格者のシュウカツ事情はかなり明るいでしょう。おそらく、2007年のときほどの売り手市場にはならないにしても、多くの合格者は複数監査法人から自分の行きたいところを選ぶということが可能になると思われます(もちろん、監査法人以外の選択肢もあります)。

 

 

↓私もお世話になった、VRPパートナーズの大谷さんが会計人コース9月号で「こんなに明るい税理士・会計士業界の最新シューカツ動向」というタイトルで、税理士・会計士の就職市場を分析されています。会計士のシューカツ事情を知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

 

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