Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

「不採用の理由」は必ず存在する。

「不採用の理由」なんて存在しない?

 今朝、twitterでこんな記事が回ってきました。

「不採用の理由」なんてそもそも存在しないのかも - 脱社畜ブログ

 

 

 

 この記事に書かれている事は、残酷かもしれませんが、事実だと思います。最終的には面接官のフィーリングで決まる。そこに論理的な「理由」などない。

いや、不採用を決めた者の心の内には、一応「不採用の理由」も存在するのだとは思う。ただ、それは多くの場合「なんか違うと思った」とか「うちの会社には合わない気がする」というような主観にまみれたもので、いわば「フィーリング」の産物である。この状態の「不採用の理由」を通知しても、採用試験を受けた側は納得できない。

 ここまでは、私も共感します。ただ、この記事のタイトルのように、「不採用の理由」が存在しないという点については賛成できません。

 たまたま運が良かったなど、理由のない成功というのはありますが、失敗には必ず理由が存在するのが世の中です。 

採用側の目線

 確かに、採用枠が10人あって、すでに9人決まっている。最後の一人を決めるときに、合否のボーダーライン上にいる人(A,Bとしますか)について、AにするかBにするか、決め手が無くて、フィーリングで決めるということが選考の過程で行われている事は容易に想像がつきます。

 この時にAが採用となり、Bが不採用になった確かな理由というのは存在しません。ただ、最初の9人に入れなかったことこそがBが不採用になった理由なのです。Aが採用されたのは、ただ運が良かったに過ぎませんが。

くじ引きの対象になった時点で負けている。

 このブログの作者は、就職なんてくじ引きに過ぎず、不採用は、くじ引きに外れただけと言っていますが、それはちょっと違います。

このブログでは何回か、就職活動はくじ引きに過ぎないということを書いているけど、そもそもくじ引きであれば外れた理由なんて存在しない。「運が悪かった」だけである。だから「不採用の理由」を知ることに、それほど意味があるとは思えない。

 企業は、すべての採用者をくじ引きで決めているわけではありません。むしろ、本当にほしいと思った人間は全力で取りに行くはずです。その上で、人数合わせのために、残りはフィーリングで決めるということはあるかもしれません。それで不採用になったのならば、そもそも、くじ引きの対象となっている事こそが不採用の理由なのです。

くじ引きで決められない人材を目指す

 就活生が目指すべきはくじ引きに当たることを祈ることではなく、企業側が本当に欲しいと思う、くじ引きの前段階で採用を決めるような人間を目指すことなのです。