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大手監査法人4社の採用予定は1,050人。今年の監査法人就活事情はやっぱり明るい

 会計士試験受験生には、久しぶりに明るいニュースが入ってきました。日経新聞によると、大手監査法人の今年の会計士採用数は1,000人超になるそうです。

大手監査法人、会計士採用を拡大 4年ぶり1000人超  :日本経済新聞
 

   多くの人が予想していた通りになりそうですね。今年書いた記事でも、会計士の就活動向については明るくなりそうだと予想していました。

明るい会計士業界のシュウカツ動向|Octopus's Garden 公認会計士たくりんのブログ

   

 

 

 以前、会計士試験に合格しても、働く先が見つからないという、会計士試験合格者の未就職問題が話題になりましたが、今年の合格者は、監査法人の就職で苦しむことは少なくなるでしょう。

ほおっておけない公認会計士試験合格者の未就職問題|Octopus's Garden 公認会計士たくりんのブログ

 

大手4社の採用人数と合格者数の推移

 ここ数年の監査法人大手4社の採用人数の推移について調べてみましたが、まとまっているサイトがなかったので、日経新聞の記事と、「公認会計士・監査審査会」のホームページから合格者数を集計して表にまとめてみました(表1)。また、試験合格者と大手4社の採用人数をグラフにしてみました(グラフ1)

(表1)

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※1  合格者数と受験者数からは、旧2次試験合格者は除外しました。

※2 2013年受験者数は、名寄せした情報が公表されていないので、第1回短答式試験受験者数と第2短答式受験者数と過去の受験者数をもとに推計しました(2013年の第一回と第二回の受験者数の合計は19,461。2012年は26,279人)

(グラフ1)

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 試験の合格者数は2008年をピークに落ち続けていますが、4法人の採用人数はそれ以上に減りつづけていますね。2008年が合格者と採用数のギャップがあるように見えますが、2007年以前は短答式のみ合格した人も採用したりしていたので、合格者のうち、けっこうな数の人がすでに監査法人に就職していたせいかと思います。

 2009年から2011年までの間、合格率が下がる一方で、監査法人の採用は絞られていて、受験生にとっては苦しい状況が続きました。その後、2012年には若干回復の兆しが見えてきているのが分かります。

超売手市場到来か

 (グラフ1)から監査法人の採用意欲は、2012年から上がって来ているのがわかります。正確な数字がわかりませんが、今年の受験者数が13,000人弱だとして、合格率が前年並みの7.4%だと、合格者数は954名。大手4社の採用予定数に足りなくなってしまいます。

   合格率10%でも1290名にしかなりません。合格者の全員が大手監査法人に行くわけではないので、これでも大手監査法人の採用予定数を満たす水準にはならなそうです。

過年度合格者も充分チャンスあり

 上述の通り、今年の合格者だけでは、監査法人の採用予定数に満たない可能性があります。そのため、過年度の合格者で、監査法人に入社できなかった方でも、充分に内定がもらえる可能性があるのではないかと思います。

 

(追記)表1で2013年の採用者数が1,095人とあるのは、1,050の誤りです。申し訳ございません。