Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

監査と不正調査の違い

 監査と不正の発見と言うのは、切っても切れないものです。先日、監査と不正調査ではアプローチが違うと書きましたが、その辺を解説してみます。

 

 監査は虚偽の表示があるかどうかについて意見を表明するということが第一義的な目的で、まずは財務諸表全体をみて、怪しいところがあれば、詳しく見ていきます。

 いわば定期健診みたいなものです。ひと通りの定型的な検診をやって、問題がなければ問題ありませんよと意見して、問題がありそうなら、精密検査をやった上で意見を出します。このような手法をリスクアプローチといいます。

 

 一方で、不正調査というのは、何らかの不正の兆候を見つけた時に、不正の事実を確かめ、証拠を押さえる手続きです。これは、医療で言うならば外来診療の様なものです。体調が優れない患者さんが病院に訪れ、お医者さんは患者さんの話を聞いて、疑われる病気を幾つか想定します。その後、想定した病気かどうかを確かめるために検査をします。このような手法を仮説検証アプローチといいます。

 

 ということで、監査と不正調査の違いは、前者を定期検診、後者を外来診療とイメージしてもらうと、違いがわかりやすいんじゃないかと思います。