Octopus's Garden

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(昭和24年実施)第一回公認会計士試験の試験問題を見てきました。

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photo by Found Animals

 調べ物のついでに、過去の公認会計士試験の出題内容を調べてみました。

 第一回の公認会計士試験の2次試験(実質的に今の公認会計士試験と同様の位置づけ)の試験内容は、①会計学経営学③経済学④商法(今の会社法)の4科目でした。

 試験日は昭和24年5月28日~30日です。うちの両親が生まれるよりも前です。

試験の内容も簡単に紹介します。

第1問(満点50点、時間1時間)

 試算表と、11個の期末修正事項をもとにした、精算表の作成です。今だったら、簿記の2級のテキストに載っている様なレベルですね。

第2問(満点50点、時間1時間)

下記の諸取引に対する例題を仮設して、その仕訳を示しなさい

という問題が5問ほど。難しくはないと思いますが、かなり自由度の高い問題ですね。

 諸取引は、例えば

(ホ)公募株式の株金及び割増金の払込があった場合。

という問題です。

第3問(満点50点、時間1時間)

貸借対照表と簿記との関係について詳しく説明しなさい

という一行のみの問題です。書こうと思えばいくらでも書けそうなテーマです。時間内にどれだけ書くことができるか?といのが勝負の分け目になりそうですね。

第4~6問(各満点50点、時間1時間)

 製造業の損益計算書の報告書形式と勘定形式の比較など、工業簿記や原価計算の問題です。原価計算は今とあまり変わっていませんね。

第7問(満点50点、時間1時間)

 以下の三問。

(イ)証券取引法公認会計士との関係を述べなさい

(ロ)内部監査と外部監査について説明しなさい

(ハ)虚偽と誤謬について簡単に説明しなさい。

第8問以降

 第8問以降も、一門につき配点50点、時間一時間という構成ですが、試験問題自体は、一行~数行の問題で、解答の自由度が高い分、論点に対する理解度が問われます。

例えば、

為替相場は如何にして決定するか(第11問)

とか、

 有価証券の意義及び種類を説明しなさい(第14問)

言った具合です。

たった一行の問題を一時間かけて解くというのは、最近の、10~20ページにわたる修了考査の問題とは対照的ですね。

感想

 連結会計も、金融商品会計もない、昔の会計士試験は、楽で簡単なんだろうな~と勝手に考えていましたが、問題自体は難しくはないものの、試験時間は1時間×14問となかなかハードな試験で、大変な試験だったということがわかりました。

 

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