Octopus's Garden

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監査法人にお茶を出すべきか?

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photo by Laurel Fan

 最近、経理担当者や監査法人関係者の間で話題になっている、「決算効率化を実現する会計監査対応の実務」という本を読みました。

決算効率化を実現する 会計監査対応の実務

決算効率化を実現する 会計監査対応の実務

 

  現役の公認会計士監査法人の代表も務める著者が会計監査対応を効率的に行うための方法を解説しています。

決算効率化と監査

 以前、「単体試算表が締まるのが早い=決算早期化」とならない理由 という記事でも書きましたが、決算早期化を実現するには、監査人との連携が不可欠です。

 

 経理での決算作業自体が効率的に実施できて、数字を早く固めることができたとします。それでも、監査人との連携が不十分になると、監査の結果、手戻りが生じたり、連結作業中に単体監査の対応に追われて決算作業に集中できなくなるなど、決算を効率化することはできません。

 本書では、監査を行う立場から、どうやって監査を受ければ決算が効率化するのか? という点を解説しています。今までこのような視点で書かれた決算のための本はなかったのではないでしょうか。

監査法人にお茶を出すべきか?

 話をタイトルに戻します。「監査法人にお茶を出すべきか?」という問いですが、結論からいうと「出さなくてもいいけど、出しても問題はない」です。

 そもそも、監査を受ける会社がこんな疑問が持つのは、監査法人というのは独立性に異常に気を使う組織だからです。第三者として監査を行う立ち場にいる監査法人では、基本的にクライアントから接待を受けることを禁止していますし、クライアントから過度に距離を置こうとする人もいます。

 監査法人がここまで独立性に気をつかうのは、例えば、接待等の見返りとしてクライアントに便宜を図っていないかという疑念が起こることを防ぐためです。

 会社に来たお客さんに対して「お茶を出す」というのは、常識的に考えて、「便宜を図る」などと思う人はいませんよね。なので、監査法人に対してお茶を出すのは特に問題はありません。