Octopus's Garden

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「百瀬、こっちを向いて」を読んだ。僕は悶えた

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photo by Khánh Hmoong

 現在公開中の映画『百瀬、こっちを向いて』の原作を読みました。

 

 

 先日、「百瀬、こっちを向いて」の作者 中田永一が、私が昔から好きだった作家の乙一と同一人物だと知りました。

 

 それで、「これは読まねば」とAmazonを除いたら、映画の原作となっている『百瀬、こっちを向いて』は『I love you』という短篇集に収められた小説の一つで、Kindleでは短篇集をバラ売りにしていて一つなんと70円という安さでダウンロード可能です

乙一中田永一の違い

 中田永一名義の作品はまだ『百瀬、こっちを向いて』しか読んでいませんが、乙一名義の作品は、頭の中の携帯電話で離れたところにいる人と話をするという設定のきみにしか聞こえない-CALLING YOUや、死体の視点で少年たちの行動を語らせる夏と花火と私の死体 など、ファンタジー色の強い作品が多いイメージでしたが、『百瀬、こっちを向いて』にはファンタジー的な要素は無く、純粋な恋愛ものという感じです。

 おそらく、作風によって名義を使い分けているのではないかと思います。

「せつなさの達人」は健在!

 乙一名義の作品とは若干テイストが違うものの、文体や、作品の中にちょくちょく小ネタを入れてくるところは乙一らしいな~と思いました。

 そして、何より、昔ファンの間で「せつなさの達人」と言われていたくらい、乙一のせつない系の話は、読者に「せつないっっっっっ!!」って言わせるものばかりです。

 そして、この『百瀬、こっちを向いて』も本当にせつない話です。

 自己啓発書やビジネス書もいいですが、たまには、高校生の男女の「せつない」話を読んで胸をキュンキュンさせてしまうのもいいんじゃないでしょうか。

 

 

百瀬、こっちを向いて。

百瀬、こっちを向いて。