Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

簿記を高校の必修科目にすべきという動きについて

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photo by simoneladybug

少し遅ればせながら、自民党の「日本再生ビジョン」を読んでいたら、こんな一行を発見しました。

 

 
·起業家マインドを育てるため、簿記教育を推進する

 簿記の知識は広く社会で活動していくために有用であり、また、起業家の裾野を広げるためにも重要なため、高校教育において簿記に関する内容を必修とすることなども視野に入れ、簿記教育の推進に取り組む。

 
 高校教育において、簿記を必修にすべきという意見です。
 確かに、ビジネスの世界で生きる上で、会計のスキルはPCスキルと同様必須のスキルです。
 しかし、会計を理解するのに必ずしも簿記を知っている必要はないのではないのではないかと思います。
 簿記は、企業の活動とその結果を会計数字に変換するための技術であり、その道の専門職が身に付けるべきスキルであって、必ずしも全てのビジネスマンにとって必要があるとは思えません。
 PCを扱うのにプログラミングの知識が不要なのと同様に、決算書を読んだり、業績管理を行うのに簿記の知識は不要です*1。「簿記がわかる=決算書が読める」とはなりませんし…
 ということで、ただでさえ、授業時間が限られている高校教育の中に、わざわざ簿記教育を入れ込む必要はないんじゃないかなと思います。
 
 

*1:現在の簿記教育では、いきなり帳簿の付け方から始まりますが、本当は、決算書を最初に習い、その上で決算書を作るための簿記を習うという流れのほうがいいと思うんですが…