Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

今後の会計士試験合格者の就職事情

 会計士試験合格者の就職事情は、過去から、その年の会計士業界の人材の需給バランスに大きく左右されています。

 J-Soxと四半期開示制度という特需があった2006年から2008年にかけては売り手市場がしばらく続きました。

 しかし、監査法人の業績拡大の起爆剤と期待したJ-Sox関連の仕事も、各社で導入が始まるとすぐに需要はなくなり、2008年に起きたリーマンショック、それまでの大量採用の反動などにより監査法人は一転して人余りの状態になりました。

 三大監査法人はそれぞれリストラを行い、新規採用を絞り、しばらくは会計士試験合格者の就職難の時代が続きました。

 

 会計士試験に受かったのに、職がない、会計士試験合格者の未就職問題はヤフーニュースのトップ掲載されるなど、業界外の人たちにも知られるところになりました。

 とある受験予備校のHPに掲載されていた2011年度会計士試験合格者の合格体験記には、会計士試験に合格したにも関わらず、会計業界では就職できず、警備会社の警備職として働く道を選んだ人の文章が公開され、業界関係者を震撼させました。

私事で恐縮ですが、昨今会計業界における就職事情が厳しい事は周知の事実です。私は年齢等の理由から会計・監査の世界から離れ、大手警備会社C社の子会社に警備職として就職し新たなスタートを切ります。たとえ業務において会計・監査の知識を主として活用できない現場であるとしても、合格することによって人生観が変わり、将来的にプラスに作用すると信じております。

某予備校合格体験記より

  ところが、2012年からは、会計士試験合格者の減少や、不正対応基準の導入による監査の工数増加、IPOやアドバイザリー業務の増加などにより、監査法人は一転して人手不足になっています。

 中途採用についても、かつてはエージェント経由の一本釣り採用していた大手監査法人も、今やリクナビDODAなどで大量に人を集めているようです。

 このような状況なので、来年くらいまでは会計士試験合格者は問題なく監査法人に就職できるでしょう。

 巷では、会計士試験に合格しても食えないなどと言われていますが、現在は過年度の合格者で監査法人に入れなかった人たちの採用も積極的に行っているようですし、長いスパンで見ると決してそんなことはないようです。

  ただし、合格しても、浮かれ過ぎにはくれぐれもご注意を…

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