Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

ヤドカリ会計士の生態

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photo by JimmytheJ

 先日、キムタクのドラマ「Hero」で暴力団の顧問弁護士と「正義の味方」の検事が対決するという話をやっていました。

 その弁護士が暴力団の顧問弁護士をやっている理由は、高い報酬に惹かれて一度暴力団の弁護を引き受けたら、カタギの客が寄り付かなくなり、暴力団お抱えの弁護士にならざるを得なくなった。というものでした。

 会計士の世界にも、問題企業ばかりを顧客にもつ監査法人というのが存在します。

 監査を引き受ける先がみつからない監査難民企業の「駆け込み寺」的な感じで重宝されているようですが、やはり「類は友を呼ぶ」ではないですが、そういう監査法人にはそういう会社からの依頼しか来なくなるのでしょうね。

監査難民 (講談社BIZ)

監査難民 (講談社BIZ)

 

  そういう監査法人が監査しているクライアントを見てみると、問題のありそうな銘柄が並んでいたりするんですよね。有名なところでは、かつて存在した「監査法人ウィングパートナーズ」という伝説的な監査法人があります。

監査法人ウィングパートナーズ - Wikipedia

株式市場の無秩序ぶり示した“駆け込み寺”:日経ビジネスオンライン

 監査に問題があれば、そのうち金融庁公認会計士協会から処分を受けるわけですが、監査法人が解散に追い込まれても、公認会計士本人の資格が停止にならない限り監査業務はできるわけで。

 業務停止の期間が終わった後、他の監査法人に移ったり、新設の監査法人を作って、また監査業務を続けることができるわけです。

 このように、問題が発覚するたびに、監査法人という「箱」を変えては問題を繰り返す会計士を「やどかり会計士」とよびます*1

 やどかり会計士達は、働く場所を変えては悪事を働くので、これに対応するために、金融庁は会計士の「ブラックリスト」を作っているのだそうです。


■CFOのための最新情報■ : 「不良会計士」をリスト化/金融庁

 一度ブラックリストに載ってしまうと、金融庁からずっと目を付けられるわけですね。 

 

*1:私が勝手になづけました