Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

東芝の不正会計の本質

東芝が6月中に提出する予定だった有価証券報告書を8月に延長するそうですね。
不適切会計に関する修正作業が決算に間に合わないためです。
 
今回の東芝問題の本質は、500億円という金額ではなく、決算が遅延していることにあります。
 
東芝の規模からして、500億円は、小さな金額ではありませんが、会社の存続を揺るがすような金額ではありません。
 
それよりも、影響額は500億円と最初に発表してから、果たして本当にそれだけなのか?影響が他にもないか?という調査が遅れたことにあります。
 
東洋経済の記事によれば、工事進行基準の計算の前提である、「原価」の見積もり方法に問題があったとのことですが、
東芝は指名委員会等設置会社であり、ガバナンスの模範企業。一方で『原価は何か』などは現場が握り、体制作りやシステムだけで防げなかったのでは」。ゼンショーホールディングスの労務問題を第三者委で究明した久保利英明弁護士は指摘する。東芝、不適切会計で異例の「2段階」総会 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
おそらく、現場が作成していた「原価」を正しい金額に直すのに難航していると思われます。
 
正しい「原価」を作成し、過去の決算も含め、正しい財務報告ができるようになるのか?今のところそれが不明確です。
 
今回の問題では、東芝側の対応に時間がかかり、いまなお作業が完了していないことから、信頼に足りる財務報告を作成する体制に疑念がもたれ、投資家から嫌厭されているわけです。