Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

「不適切会計」という不適切な表現

http://www.flickr.com/photos/76070849@N07/7607693368

photo by Love_Haight

最近、気になる東芝の話題ですが、正確な情報は第三者委員会からの発表*1を待つとして、報道をみていると、どうやら意図的な会計処理だったことが濃厚になってきました。

 

そんな中、気になったのがこちらの記事のタイトル

headlines.yahoo.co.jp

「不適切会計」という言葉自体、これまであまり目にしなかった言葉だと思うのですが、今回の件ではどこも揃ってこの表現を使いますね。

調べてみたら、日本公認会計士協会が出している「 不適切な会計処理が発覚した場合の監査人の留意事項について 」という報告書では、「不適切な会計処理」をこんな風に定義しています。

意図的であるか否かにかかわらず、財務諸表作成時に入手可能な情報を使用しなかったことによる、又はこれを誤用したことによる誤り

 ちょっと前にも書きましたが、やっぱり、不適切会計=「意図的かどうかはおいておいて、とりあえず間違ってる」という会計処理という理解で良さそうです。

 

www.takurin.com

 今回の場合は、意図的な誤りであることが濃厚なので、「粉飾」なり「不正」という表現のほうが、しっくりきますね。

「不適切会計」という単語は財務諸表の誤りがあるという事実を表しているだけなので、この表現を使うこと自体は誤ってはいないと思います。しかし、いまの状況にこの単語を使うのは表現としては、「不適切」ではないかと思います。

 

クリントンとモニカ―わたしが愛した大統領 (徳間文庫)

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*1:20日夕方に要約版を公表するとのことです