Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

東芝は監査法人を守った?

東芝の件に関して、もう書くのはやめようと思っていたんですが、ちょっと気になる記事を見つけてしまったので、それについて書こうと思います。

 

昨日こんな記事が話題になっていました。

東芝は「社長のクビ」より「監査法人」を守った:日経ビジネスオンラインbusiness.nikkeibp.co.jp

たぶん、この人は第三者委員会の報告書をちゃんと読んでないし、その目的も全く理解できてないんだろうと思います。
特に問題なのがこの部分
現場が何かをしたとしても、最終的に監査法人がきちんとチェックできていれば、会計問題は起きないはずです。
会計士でも、この記事に同調してる人がいて、なんだかな〜と思っていました。
突っ込みどころがたくさんある記事なので、なんか書こうと思っていたら、公認会計士の福留先生が的確なツッコミを入れてくれてました。

郷原信郎弁護士 東芝は「社長のクビ」より「監査法人」を守ったか弁護士は会計監査について無知 私見|日米公認会計士・日米税理士・国家公務員1種試験経済職合格者 福留 聡のブログs.ameblo.jp

相変わらず、この人は記事のタイトルが長い(^^;;
東芝問題と監査法人の関係に興味がある方は、是非読んでください。
特に、この部分ですね。
郷原信郎弁護士の会計監査に対する知識レベルが、一般ビジネスマン以下であるのが明らかであり、このコメントは、公認会計士は組織ぐるみの不正を見抜ける、見抜くのが仕事であるとの誤解を与え、期待ギャップの拡大をもたらす非常に危険な発言ですね。
そもそも、監査人は不正調査の専門家ではないし、不正の兆候を発見したとしても、会社にうまくごまかされてそれまででしょうね。
期待ギャップというのは、監査が実際にできることと、社会が監査に期待する役割のギャップのことです。
冒頭の記事の弁護士が監査法人に求めていることは、牛丼屋に来て、高級フレンチを注文しているようなものです。
期待ギャップを解消するためには、監査の質を上げるのはもちろんですが、監査の限界を社会にもっとアピールする必要があります。
「できないこと」をアピールするのはかっこ悪いかもしれませんが、監査の制度を存続するためには、必要なことだと思います。