Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

思った以上にめんどくさいマイナンバー対応

月日の経過は早いもので、まだ先まだ先と思っていた、マイナンバー制度が10月から始まってしまいましたね。

今更ですが、最低限の知識は持っておいたほうがいいかなと思い、実務の概要がわかりそうな本を一冊読んでみました。

 

これだけは知っておきたい マイナンバーの実務 (日経文庫)
 

 

 

Amazonのレビューにもある通り、「〜の実務」というには、少し内容が薄い気がしますが、「実務でどのようなところに影響があるのか?」を把握するには十分な内容となっています。

マイナンバー?なにそれ?」という人が最初に読む一冊としてはかなりちょうどいいボリューム感だと思います。
この本を一通り読んでわかったのは、マイナンバーは、実務面での負担が相当増える制度であるということです。

本人確認

そのうちの一つが「本人確認」という手続きです。
会社が個人に仕事を発注して、報酬を支払う場合、支払う相手に対してマイナンバーの提出を求めなければいけなくなります。
この時、番号をもらうだけでなく、そのマイナンバーが本当にその人のものか「本人確認」という手続きをしなければいけないのです。
この本人確認の手続きを「誰がどのようにやるか?」ってのがけっこう問題になりそうです。
外部のライターをたくさん抱えるウェブメディアの編集さんとかは対応が大変そうですね。

マイナンバーの管理

また、マイナンバーの管理、廃棄も大変そうです。
例えば、健康保険関連手続きは、従来は、従業員が会社の人事総務等に書類を提出して、それを会社が健保組合に提出していました。
マイナンバー制度に伴って、この書類にマイナンバーの記載が入ると、「会社が一旦預かる」ということができなくなります。健康保険の法律上は、従業員が自ら健康保険組合に届けることになっていて、制度上、会社がこのマイナンバーを管理できなくなるのです。

マイナンバーの廃棄

また、マイナンバーは、会社にとって必要がなくなった時に廃棄しなければならないと決められています。
通常、従業員が退職した場合でも、一定期間、人事情報と言うのは残しておく必要がありますが、この時にその従業員に紐づくマイナンバーは削除する必要があります。ここも見落としがちですね。
人事情報をシステム管理してる場合なら、従業員のステータスが「退職」になった時に自動的にマイナンバーを削除するとかにしておくことはできるかもですね。

思った以上に大変

上にあげた三点は、マイナンバーの基本の基本みたいな本を読んで、「大変そうだな〜」と特に思った点を挙げただけなので、実務に落としてみると、もっと細かい論点がたくさん出てきそうですね。