Octopus's Garden

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決算書は、3つの表の「つながり」がわかれば簡単

最近、英語で書かれた会計の入門書を読もうと思い、いくつかある候補の中から、「Trinity Method: Analyzing Financial Statements」という本を読んでいます。語彙も平易ですし、内容もなかなか面白いです。

実はこの本、日本でベストセラーになった、決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 という本の英語訳です。
会計の基本的な考え方は、全世界共通ですから、英訳版も売れるんでしょうね。

 

 
この本の特徴は、財務3表、つまり「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュ・フロー計算書」の財務諸表の基本的な考え方を解説した後は、この3つの表のつながりを、設例を交えて解説するところにあります。
会計の入門書は数多くありますが、この本のユニークなところは、専門用語の使用を極力避けているところと仕訳を使わずに解説しているところです。

財務3表のイメージ

まず、3表のそれぞれのイメージは以下のような感じです。

貸借対照表

貸借対照表は、一時点での会社の財産と
お金の調達もとを表します。

損益計算書

損益計算書は、一定の期間に会社がどれだけもうかったかを表します。

キャッシュ・フロー計算書

キャッシュ・フロー計算書は、お金の流れを示す表です。

3表のつながり

貸借対照表と損益計算書

貸借対照表と損益計算書は、「純利益」で繋がっています。
企業は、借入や株主からの出資の他に。自ら稼いだお金を元に事業を拡大していきます。
一期間に、最終的にいくら儲かったかは示すのが「純利益」なんですが、これが「利益剰余金」に変換されて貸借対照表の純資産に計上されます。

キャッシュ・フロー計算書と損益計算書

企業のお金の流れを表すキャッシュ・フロー計算書と、企業の儲けを表す損益計算書は、「営業活動によるキャッシュ・フロー」で繋がっています。
ここをみると、「会社の儲け」とそれによって会社に入ってきたお金の関係がわかります。

キャッシュ・フロー計算書と貸借対照表

キャッシュ・フロー計算書と貸借対照表は、「投資活動によるキャッシュ・フロー」と「財務活動によるキャッシュ・フロー」で繋がっています。
会社が資金調達によって得たお金は、「財務活動によるキャッシュ・フロー」に計上するとともに、貸借対照表の負債、純資産に計上されます。
また、会社が、事業のために購入した固定資産などに投資した金額は、「投資活動によるキャッシュ・フロー」に計上されるとともに「貸借対照表」の固定資産などに計上されます。

決算書は、つながりで理解する

決算書を見るとき、「3表のつながりを意識する」というのは、会計の実務に関わる人であれば、無意識でやっていることです。
この考えさえ押さえてしまえば、簿記を勉強しなくても、決算書はある程度読めるようになるんじゃないかと思います。
 

 

 

 

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

 

 

 

決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法 朝日新書

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