Octopus's Garden

半歩先の生き方・働き方を考えるブログです。

「マネー・ショート」は無いでしょう…

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昨年の半ばごろ、マネーボールの作者、マイケルルイス原作のノンフィクション作品"The Big Short(日本での書籍のタイトルは「世紀の空売り」)"が映画化されるというニュースを見て、いつ公開されるのか、楽しみにしていました。
 
The Big Shortは、
世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。投資銀行、格付機関、米政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快NF。

 Amazonの商品紹介ページより

という作品です。
 
先日、公開の日程が決まったということで、公式サイトを見に行ったんですが、その邦題を見て驚愕しました。
 
邦題はなんと「マネーショート」。
カタカナにするなら、原題と同じく「ビッグ・ショート」にすれば良いものの、マネーボールの作者にかけているのか、なんと「マネー・ショート」とは…
 
洋画の邦題に配給会社が珍妙な邦題をつけることは、ままありますが、ここまで酷いのはここ数年で初めて見ました。
 
原作のタイトルの"The Big Short"のShortは、先物取引などでの「売り」、すなわち空売りのことを意味しています。ちなみに、「買い」はLongです。日本語でも、そのままショートとかロングとかって言いますね。
この程度の用語は、投資の世界では、基本中の基本ですし、この物語のキーになるような単語なのに、タイトルで使い方間違えるってどういうことなんでしょうね。
 
マネーショートだと、short of money(金欠)みたいな印象を受けてしまいます。
作品のイメージとは程遠い邦題です…
 
この邦題に決めた配給会社の方って、映画を見ずに邦題つけたんでしょうか…
 
楽しみにしていた映画なのに、邦題だけでがっかりしてしまいました。
せめて、原作の日本語訳の書籍と同様に、「世紀の空売り」とかにすればよかったんじゃないかな。

 

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)